私は、数ある折りたたみ自転車で「A-bike electric」を最もおすすめします。
なぜなら、最強の「輪行力」に電動アシストの「走行力」、この二大要素を併せ持つからです。
いつも不思議に思います。なぜもっと普及しないのか…。
とはいえ、購入を躊躇する気持ちはよくわかります。私もそうでした…
私は、「A-bike city」と「A-bike electric」を5年以上日常使いしています。
輪行回数は年間300回超です。
メリットもデメリットもよく理解しています。
その経験値から、これまで遭遇したトラブルやバッテリーのことなど「A-bike electric」を忖度なしでレビューします。
この記事をご覧いただけば、購入時の不安解消に役立つでしょう。
また、そのすごさが伝わると思います。
後悔のない自転車選びのために、ぜひ最後までご覧ください。
『A-bike electric』とは
折りたたみ自転車界、最小・最コンパクト。
最強の「輪行力」に電動アシストの「走行力」、この二大要素を併せ持つ『A-bike electric(以下、A-bike e)』は最もおすすめできる折りたたみ自転車です。
また、「チェーンがフレーム内に内蔵されている」といった「機能美」も優秀です。
手や服を油汚れで真っ黒にすることなく輪行を可能にしてくれます。
「収納力」「駐輪場要らず」「トラブル回避能力」といったメリットもあり、もはや向かうところ敵なしです。
「A-bike e」の登場により、「A-bike city」が弱点としていた「走行性能」を見事に克服し、長距離を楽に、速く、長時間走れるようになりました。
その乗り味はまるで「Eスクーター」です。
移動に革命を起こした『A-bike electric』は人生を変えてしまうほどの力を持っています。
バッテリーのあれこれ
「A-bike electric」と「A-bike city」の一番の違いは電動アシストの有無です。
バッテリーに関するレビューをご覧ください。
① | 満充電からの走行可能時間 | 1時間5分 |
② | 満充電からの走行可能距離 | 17.64km |
③ | 空から満までの充電時間 | 2時間50分 |
④ | 空から1h充電した後の走行可能時間 | 22分 |
⑤ | 空から1h充電した後の走行可能距離 | 5.95km |
⑥ | バッテリーの重量 | 919g |
⑦ | 充電器の重量 | 367g |
ほぼフラットな道。信号ストップは7回ほどの環境で実験。
③・④は出先のカフェ等、充電可能スポットで1h充電した場合を想定してぴったり1h充電後に実施しました。
①②個人的な使途でいえばあと2~3km長くなればいいなとは感じますが、許容範囲です。
③~⑦特に不満なし
バッテリーの持ちは今後の技術革新に期待したいところではあります。
2021年7月には世界的な半導体不足、バッテリー価格高騰の煽りを受けて製造ラインが停止するという事態に陥ったようです。
2022年8月に再開しましたが、このバッテリーの供給はいまだ不安定な面を感じます。
これまで遭遇した故障・トラブル
「A-bike electric(以下、A-bike e)」を使用していてこれまでに遭遇した故障・トラブルについてです。
<アシスト機能が働かなくなった>
バッテリーは満充電なのにアシストがかかりません。
購入後2か月ほど経過したところでした。
「A-bike e」の根幹に関わるところであり、自分で直せる部位ではありません。
そのため、販売店に相談しバッテリー及び本体を郵送して調べてもらいました。
以下、販売店からのお返事です。
『原因は、センサー配線(ギアボックスに入線する配線)でした。
販売店からのお返事
ギアボックスを開封して確認しましたが、この内部の断線ではなく、外部の配線の結束バンドの位置で一部損傷が見られました。
製造時の配線固定用結束バンドの取り付け不良のため配線に過度の締め付けが掛かり、使用に応じる配線の動きとともに断線が生じたものと思われます。
既存の配線は取り外し、補修用部材の配線と入れ替えました。
配線交換に併せて、全ての結束バンドも新しいものと入れ替えております。
現在は正常に電動アシストが動作しています。
まだご購入から間もないことと、上記のとおり製造時のミスが理由として考えられることより、今回は保証対応での無償修理とさせていただきます。』
とのことです。
それ以降雨天時を除き、ほぼ毎日乗っていてもトラブルはありません。
いうなれば「A-bike e」は電化製品的なものでもあり、当たり外れがあることはやむを得ないと思います。
大切なのはトラブル発生時の購入店の対応だと思います。
送料含めて無料で対応してくれました。
また、一週間以内に返送してくれています。
迅速丁寧な連絡や対応でとても信頼のおける販売店だと感じました。
この手のトラブルは念頭に置いておいたほうが良いと思います。
e-bike全般にいえることかと思いますが、配線の故障は素人が扱えるものではありません。
↓下にリンクを貼っていますが、正規販売代理店で購入することをおすすめします。
少なくとも「A-bike e」については、フリマサイトなどでの個人間購入は控えておいたほうがいいのではないかと感じています。
重量はハンデ?
「A-bike city」の約7kgはともかく、「A-bike electric(以下、A-bike e)」は約12kg(バッテリー込)です。
「A-bike e」の購入を検討する際に私が一番懸念したのはこの重量の差でした。
「A-bike」は「輪行力」こそ最大の魅力、5kgの重量増で輪行がしづらくなるなら購入するだけの価値があるのだろうか…?
これは実際に使用してみるまで不安でした。
購入を踏みとどまる理由だったともいえます。
しかしながら、この心配は杞憂でした。
平坦路の横移動はタイヤを転がして運べるので重量はそれほどハンデになりません!
「A-bike city」のみ使用していたときは、その軽さから輪行袋に入れて担いで持ち歩いていました。
でも「A-bike e」は担ぐのがつらいので、割り切って転がして運んでいます。
もちろん階段の上下動ではそれなりに負担は増えたかもしれません。
でもエレベーターやエスカレーターを使用することで補えます。
また、筋トレと割り切って階段で運ぶこともそれほど苦ではないと感じています。
これによりA-bike eは「走行力」+「輪行力」の両輪を手にしたのです。
『A-bike electric』のメリットとデメリット
『A-bike electric』のメリットを以下に挙げてみます。
ほぼA-bikeそのもののメリットに通じますが、もともとあった最強の「輪行力」に「走行力」を加えたというところがポイントです。
✅「最軽量・最コンパクト、20秒で折りたたみ可能」の“輪行力“を持つ。
✅20km/hで走行可能。登り坂も難なく走行できる”走行力”を併せ持つ
✅輪行を活用することで交通費や駐輪場代などの“費用を大幅カット“できる
✅“トラブル回避能力“が抜群に優れており、自転車と共に安心を携帯できる。
✅“移動の可能性が無限大”化することで時間の有効活用が可能
✅”収納力”が高く、防犯対策も兼ねてコンパクトに持ち運べる
✅”機能美”が優れており実用性が高い、手を汚さずに輪行ができる
✅猛暑でも汗をかかずに移動できる。
『A-bike electric』のデメリットをあえて言うならこんな感じです。↓↓↓
✅電動アシストは運動不足解消には効果が薄い
✅A-bike City(以下、City)と比べて値段が+8万円ほど高い
✅Cityと比べて+5kgの重量がある
✅日々の充電や電池残量を気にする必要がある
✅ケーブル類の取り扱いがわりとシビア(断線注意)
✅City以上に雨には注意が必要
✅故障したときに近所の自転車屋さんでは修理不能なことが多い
『A-bike city』・『A-bike electric』結局おすすめはどっち?
「A-bike city(以下、City)」と「A-bike electric(以下A-bike e)」のどちらを選ぶか…
これはかなり悩まれるポイントになろうかと思います。
両方使った上で私の結論を言うと…
「A-bike electric」を推します!
最強の「輪行力」に電動アシストの「走行力」、この二大要素を併せ持つからです。
とはいえ、万人がそうではありません。
この「走行力」をどこまで必要としているのか。
そこが見極めポイントだと思います。
もっと具体的に言うなら、「通勤や旅行先でたまに使う。2~3kmの使用で十分」という方は「city」のほうが良いかもしれません。
では、この「A-bike e」の「走行力」をデータでご覧ください。
① | 走行中の時速 | 約20km/h |
② | 平均時速 | 16.4km/h |
③ | 最大時速 | 24.8km |
④ | 平均bpm | 64bpm |
⑤ | 最大bpm | 82bpm |
⑥ | 消費カロリー | 219カロリー |
ほぼフラットな道。信号ストップは7回ほどの環境で実験。走行時間は1時間5分です。
①のスピードについては、非電動アシストのママチャリ(実用自転車)や一般的な通勤・通学途中の方と比べた場合、追い抜かれるより追い越すことのほうが圧倒的に多いです。
これは私がペダルを回す「労力」や「脚力」は無関係です。
アシストはスピードの抑制がかかるため、逆にいうと①以上には上げられません。
下げたければアシストを切るかペダルを回さずに惰性で走行、ブレーキで調整することになります。
ちなみに、20km/hは電動アシストのママチャリよりも速いです。
10インチの小径車が27インチタイヤの自転車を追い越すので、よく二度見されます(笑)
もちろん、ロードバイクのようなスポーツ自転車のほうが瞬間的な速いスピードは出せます。
それは脚力と労力を要します。
でも「A-bike e」の走行力にそれらは関係ありません。
誰が乗っても上記のような条件が「走行力」になるでしょう。
②は1時間5分中の平均時速になります。信号ストップをしている最中も計測しているのでこのような数値になります。
③はちょっとした下り坂でスピードが上がっものです。基本的にはどんなに頑張っても約20km/hまでしかスピードが出ません。
④⑤bpmとは心拍数の数値です。1分間でどのくらい心臓が脈打ったかを表します。
個人差はありますが、私は安静時で55bpmくらいです。
自転車に乗っているにもかかわらず④も⑤も運動をしている数値とは思えないほどに低いということがデータからわかります。
デメリットとして「A-bike e」は運動になりづらいと触れた理由です。
その分、体力を消費せずに移動できるわけで、「city」ではこうはいきません。
それなりに体力は消耗することになるし、移動スピードも落ちます。
*「city」の走行力は「労力」や「脚力」が関係し個人差が大きすぎるためデータとしては表示しません。
この走行力の違い、+5kgの重量、価格比を総合的に判断して選んでみてはいかがでしょうか。
『A-bike electric』ライフを便利にするアイテム
「A-bike electric(以下、A-bike e)」をさらに便利にしてくれるアイテムをご紹介します。
*A-bikeを使う上でおすすめしたいアイテムは他にもたくさんあります。別記事でくわしく扱いたいと思います。
ここではA-bike eならではの「充電」に特化したおすすめアイテムについて触れます。
✅サブバッテリー
✅サブ充電器
✅ポータブルバッテリー
✅ソーラーパネル
<サブバッテリー>
私は年間300回超の輪行をするヘビーユーザーですが、日常的な使用ではサブがなくても困りません。 サブバッテリーをおすすめするのは一度に17km以上をアシスト走行するような長距離の使い方をする場合です。
重量が実測で919gあります。
リュックに入れて携帯するにはちょっと重いので、日常使用はしていません。
<サブ充電器>
私は充電器を1台買い増しして、リュック内に常備しています。
カフェなど充電ができるスポットで充電が可能となります。
実測の重量は357gです。
充電が切れても走行自体は可能です。アシストにこだわる方向けです。
<ポータブルバッテリー> <ソーラーパネル>
電気代も積もれば馬鹿にはできません。
私はキャンプにも使えること、地震や台風といった緊急災害時のお役立ちのことも考えてポータブルバッテリーからあらゆる充電を行っています。
さらに、天気の良い日にソーラーパネルから充電することで徹底的に電気代を節約しています。
このあたりは人それぞれ容量の好みはあるでしょう。
参考までに私は、「EcoFlow」の「DELTA2」を使用しています。
とにかく充電スピードが速い!
AC電源ほか、USB各種に対応しているので日々の使用にも便利です。
年間輪行回数300回超の私でも使用に耐えうる機種です。ご参考まで。
ポータブル電源 リン酸鉄 長寿命 1.3hフル充電 大容量 DELTA 2 1,024Wh 5年保証 家庭用 蓄電池 発電機 バッテリー 急速充電 防災 AC出力1,500W (サージ2,250W) 車中泊 アウトドア キャンプ 非常用 EcoFlow エコフロー 価格:143,000円(税込、送料無料) (2023/7/27時点) 楽天で購入 |
EcoFlow ソーラーパネル 160W ソーラー充電器 太陽光発電 太陽光パネル ソーラーチャージャー 折り畳み 21%-22% 高変換効率 ポータブル電源 蓄電池 IP67 防水防塵 コンパクト 車中泊 キャンプ 節電対策 エコフロー 価格:42,900円(税込、送料無料) (2023/7/27時点) 楽天で購入 |
注意事項
「A-bike electric」を使う上で日々注意しなければいけないことがあります。
<バッテリーの使用について>
バッテリーを本体に取り付けたり、取り外す際は、必ず電源ボタンがOFFになっていることを確認してから行ってください!故障の原因になります。
①充電は、充電差し込み口のゴムキャップを開けて、充電器に接続します。
この際、充電器側のランプは赤点灯になります。
②充電器側のランプが緑点灯に変われば充電完了です。
空から満充電までの充電時間目安は2時間50分です。
なお、充電中はバッテリーの電池残量表示は一切点灯しません。
最初は、「これ本当に充電できているのか!?」と疑問に感じましたが大丈夫です。
③走行する際は「電源ON/OFF」ボタンで電源をONにするとアシスト走行が可能になります。
*ボタンを押して下がっている状態が電源ONです。
*電源ONでA-bikeを押すとペダルが回転するごとにアシストがかかります。
跨っていない状態のアシストは結構強いので身体をもっていかれそうになります。
あらかじめ強くハンドルを握りブレーキを引いておくことをおすすめします。
④電池残量は、電源ONの状態で「電池残量表示ボタン」を押すと、電池残量が点灯します。
*25%~100%までの4段階で残量が確認可能です。
まとめ
この記事を通して、「A-bike electric(以下、A-bike e)」についてレビューしました。
✅『A-bike e』は最強の「輪行力」に電動アシストの「走行力」、この二大要素を併せ持つ最もおすすめできる折りたたみ自転車である。
✅電動アシストの肝となるバッテリーの持ちや充電時間を知っておく
✅故障・トラブルを想定して正規販売代理店で購入する
✅転がして運搬ができるので重量は大してハンデにならない
✅『A-bike e』のメリットとデメリットは購入前に熟知しておく
✅『A-bike city』・『A-bike e』迷ったら、「走行力」をどこまで必要としているのかで決める
✅充電にまつわるアイテムはそろえておくといざという時安心。日々の生活にも便利
✅バッテリーの取付、取外は、必ず電源ボタンをOFFにしたことを確認してから行う
私は折りたたみ自転車だけでも5台以上に乗ってきました。
・ホームセンターで売っている20インチのお安い自転車
・BD-1
・GIANTのMR-4
……
その経験から、強調してお伝えしたいことがあります。
折りたたみ自転車は折りたたみ輪行して使うためにあります。
輪行しづらいものでは「結局折りたたまずに使う自転車」になってしまいます。
皆さまが後悔のない自転車選びができますように!
最後までご覧いただきありがとうございます!
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コメント
私も昨年の6月頃に購入し、様々な場面で大活躍してもらっております。充電回数も50回以上になり、そろそろバッテリーの予備を購入しようかなぁと考えております。
いままでの大きなトラブルとして、後輪ブレーキのバンドが根本からちぎれました(笑)交換部品を購入し自分で交換しましたが、下り坂などは本当に気をつけたほうがいいと思います。ハンドルを固定するゴムバンドはすぐ切れちゃいましたし、付属のバッグは最初に収納したときからビリーっとチャックに沿って破れました(笑)
つまらないトラブルはあるし、試乗を希望した人はだいたい転びますがとてもかわいい奴です。
今妄想しているのが、充電をアダプタ使わないでPC用のポタ電から直で充電できないかってことですね。過充電とかが発生してバッテリーだめになったらショックだなぁ。
コメントありがとうございます!
>後輪ブレーキのバンドが根本からちぎれました
私は前後輪ちぎれた経験があります(笑)。重大なことなので、今後記事にしようと思います。
>充電をアダプタ使わないでPC用のポタ電から直で充電できないか
リチウムイオン電池のトラブルは怖いので個人的には試したことがありません。
アダプタは重いので、軽量なもので代替できるものがあればぜひ教えていただきたいです。
お互いにA-bikeライフをたのしみましょう!
a-bike ライフ楽しみたかったですが、アシストが効かなくなりただのゴミと化しました…。
もうこんな自転車はこりごりです。
修理もできないだろうから販売店に送り返そうかなと思ってます。